2011/09/29

CLEO SKRIBENT SECUNDUS

CLEO SKRIBENT SECUNDUS

日本未発売モデル

クレオの2004年に発売されたモデル。
それまであまり有名ではなかったクレオスクリベントの名をヨーロッパ中に知らしめたのがこの
「Cleo Skribent」です。
自信のほどは、このモデルに自社の名を冠しているところからもうかがえるとおり、素晴らしい
出来となっています。

クレオ社はこの「Cleo Skribent」の名で4つのモデルを製作しました。
ラテン語で2番目を意味するSECONDUS モデルです。
2番目に制作されたこのモデルは、シルエットはそのまま、ファーストモデルよりほんの少しだけ重たくなっています。
ファーストモデル PRIMUS は軽いことが特徴でしたが、SECONDUS は、ボディサイズ・重さともに、
ミディアムクラスになっているとのこと。
実際手に持ってみると、丁度良い重さ、全体的にはすらりとした印象を受けます。
3番目はカラーモデル、4番目はプラチナモデルと、次々新しいモデルが作られています。

SECONDUS は漆黒の美しい艶をもつブラックレジンと、贅沢なゴールドプレートトリムを持ちます。
そのシルエットはとてもユニークで、キャップトップにはスクエア型のクリアストーン(樹脂製)が
埋め込まれ、キャップはスクエアから次第に丸軸へと変化していきます。
ボディエンドはデスクペンのように細くなったデザイン。
シンプルですが、ほかに見たことのない個性的な万年筆です。

クリップは2枚の金属を立体的に組み合わせた、オブジェのような美しさをもちます。
弾力がありとてもやわらかく動きます。
先端に丸みを持たせているので、服地を傷めることはありません。
そしてキャップトップには水晶を思わせるクリアストーンが埋められていて、クリップとともに胸元を
美しく飾るアクセサリーになることと思います。

ニブは、18金にプラチナ装飾を施した、大変ぜいたくなペン先です。
厚みを感じる金ニブで、しなやかなのに弾力があります。
しっとりとした書き味は、安定したインクフローは、さすがドイツブランドという感じです。

キャップはねじ込み式です。
キャップをエンドに挿しても146mmとちょうどよく、絶妙なバランスとなっています。
キャップ内側にはラバーがはめ込まれているので、キャップが
吸いつくようにぴたりと嵌り、レジンのボディに傷がつくことも防いでくれます。
実によく考えられいるなと感動した点です。




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